今飲んでいる薬たち

2024年4月30日現在

この病気に罹ってから実に多くの薬を飲んできました。
正直言って、全ての症状に対して劇的に効いたものは未だありません。
ほとんどが飲んでも飲まなくても変わらなかったものたちばかりです。

しかし、ほんの少しでもこの症状が軽くなるのであれば……。
そんな思いでプラシーボでもなんでも良いから少しでも効き目があれば続けようと僕が今飲んでいる薬を紹介します。
それぞれの詳しい説明は省き、今回は簡単に『僕の症状のどんな部分に効き目を感じたのか』にスポットを当てて紹介しようと思います。

飲んでも効かなかった薬たちは番外編としてまた別に紹介するとして、今回は多少なりとも症状の軽減を実感しているものです。

サインバルタ(デュロキセチン)

デュロキセチン

 サインバルタのジェネリック医薬品『デュロキセチン』を飲んでいます。
後述しますが悪魔の薬です。

 自分の場合筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)に加えて【線維筋痛症】というものも併発しており、主にそちらの痛み治療の効果を見込んで処方されています。
 痛み止めだけではなく抗うつ剤としても処方されているらしく、その分類は【S N R I(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)】というものになるようです。

 SNRIというのは簡単に言うとセロトニンとノルアドレナリンの量を調整してくれるもので、僕の場合だと普通の痛み止めが効かないような症状の痛みに対してこのセロトニンが働いてくれます。
セロトニンが多いと痛みを感じる閾値を高めてくれるため、気休め程度には痛みが軽減したかもという実感があります。
 今は痛みも落ち着いている時期なので、朝に20㎎のみ服用しています

 この薬を処方されるとき担当医の方から「副作用も比較的少なく、依存性も高くない。一生飲み続けて付き合っていっても問題ない薬です」と紹介されて何も考えず飲み始めたらなかなか地獄だったので注意してください。
 飲み始めてから3週間くらいはとにかく副作用が強く、頭痛、吐き気・水のような下痢、ソワソワ感、倦怠感…この辺には非常に強く悩まされました。
 自分の場合はこの副作用を差し引いても痛みを軽減したかったので耐えましたが、薬が馴染むまではセロトニンをむやみにいじるのは地獄です。

 また、減薬・弾薬しようとすると今度は離脱症状というものに苦しめられます。こちらも飲み始めを超える地獄が待っています。正直に言うと死んで楽になるとかも頭をよぎりました。
 薬のことなので相性があることは百も承知ですが、1つのケースとして参考にしてよく考えて服用をおすすめします。

プレガバリン(リリカ)

 こちらはリリカというジェネリック名の商品の方が有名かもしれません。
 デュロキセチンとは違った方面からの痛み止めのアプローチです。
効能に『神経障害性疼痛・線維筋痛症に伴う疼痛』とあるように、神経性の痛みに特化した薬です。
 特に僕の場合はメインの耐え難い痛みに加え、ピリピリとした痺れに近い痛み、皮膚の表面を電気ミミズでも這っているのかという痛みが慢性的に続いていたためこちらをすすめられました。

 結論効きました。
 メインの痛みの方の軽減にはサインバルタの方が断然効いたとは感じていますが、痺れに近いような痛みに関してはリリカを飲み始めてから少しずつ消えていきました。

 最低容量からはじめ、効かなかったので450mgほどまで増えていた時期もありましたが、24年5月4日現在は痛みの症状はかなり落ち着いているため、最低容量を下回る75mgまでしか飲んでいません。

 この薬に関しては副作用、減薬時の離脱的症状は特に感じたことはありません。
前述のサインバルタがキツすぎたのでその裏で地味に副作用とか出ていた可能性はありますが…笑

アロチノロール塩酸塩錠

 アロチノロール塩酸塩錠は僕の場合これが症状なのかそもそもの生活習慣なのかわからないんですが血圧が150~100と年齢に対してかなり高くなっており、血圧のコントロールのために処方してもらっています。
 あとは繊維束攣縮と呼ばれる筋肉のピクつきや、痙攣、震えなどに効果が見込めるかもと言われ飲み始めました。

 正直に言うとピクつきや痙攣など、筋肉関係に関するアプローチでは全然実感できないのですが、血圧に関しては125~85程度まで下がってくれるため血管に負担をかけないよう一応続けて飲んでいます。

この病気にかかるまでは血圧も正常だったのでおそらく病気のせいだとは思うんですけどね。

デエビゴ

 眠剤です。
 一番先に書いたサインバルタの副作用で夜に眠れなくなってしまったので相談したところこちらが処方されました。
眠剤には抵抗があったのですが比較的新しい薬のようで、「効き目も感じられて依存性もほぼ無い」との説明を受け服用開始。
 結果めちゃくちゃ入眠しやすくなりました。眠剤すげえ!
今回紹介する薬の中では一番その日から効能を実感できました。

 ただ、この薬入眠までは爆速になるんですが割と夜中起きちゃうんですよね。
 そもそもこの薬の特徴として入眠を助ける力は強いけど、夜中の睡眠の深さまではあまりカバーしていないそうです。加えて、続けていくうちにやはり副作用がネックで僕の場合は【悪夢・幻覚】に悩まされることになります。

 殺されるとか、バケモノに襲われるとか、起きた瞬間ベッドの横に知らないおっさんが佇んでこちらを見ているように感じたりとかそんなんです。

そ のあたりを相談し、当初10mgを服用していましたが、今は5㎎+次に紹介するトラゾドンを併用することで不眠と副作用の抑制に成功しています。

トラゾドン

 上述のデエビゴの副作用、中途覚醒のカバーとして処方されています。
 ネットなんかで調べてみると軽めの抗うつ剤としての紹介をされていることがほとんどですが先生からは中途覚醒を抑える薬として処方してもらってます。

 そのため、うつ病に対してアプローチをかける量よりかなり少なく処方してもらっており、今は50㎎をデエビゴと一緒に飲んで寝ています。

 効果を確かめるためにデエビゴだけで寝た場合とトラゾドンを併用した場合の睡眠の具合も確かめてみましたが
明らかに夜中覚醒しないです。
という事は効いてるんだな~と比較的ライトに捉えています。

さいごに

今回は今現在僕が服用してる薬の紹介としてみました。
症状も体質もそれぞれである以上、あまり人の薬なんかを盲目的に信じて同じのを飲むなんてことはタブーなのでしょうが
僕の場合本当に情報が見つからず心細く不安な思いをしたので、「時間をかけてでもなんとか症状の軽減に繋がる薬に出会うことが出来た人もいるよ。ある程度は科学の力でコントロール出来るよ」って事とその時短の手助けに少しでもなれば良いなと思います。

今はこの薬に落ち着いていますが、本当に色んな薬試しては意味なし、試しては意味なしを繰り返して膨大な時間とお金をドブに捨ててきたので…笑

意味なかった薬シリーズも書かないといけませんね。
あと今日紹介した薬のもう少し踏み込んだ詳細なんかも書きましょう。
燃えてきましたね!

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